春風駘蕩フラフラ日記18

|
講演2.jpg


某月某日 本日は晴天なり

厚木と中野の東京工芸大学にて、
フランスの注目のアニメーションスタジオ
" フォリマージュ"から3監督を招いて、講
演会をやってもらった。新作劇場用長編か
らアラン・ギャニヨル+ジャンル・フィリ
チオリコンビの傑作短編まで、熱意のこも
ったプレゼンテーションであった。これか
らアニメーション界に飛び込む若者たちに、
こんなスタジオもあるのだというのを見て
欲しかった。
(左から二人目、パスカル・ルノートル監督、四
人目、アラン・ギャニョル監督、五人目、ジャン
ル・フィリチオリ監督)

DSC04080.jpg


終了後、大学近くのタパスバーにて、講演を聴きに
きてくれた日本の若手アニメーション関係者たちと
交流、こういうのが楽しいしいちばん大事なのだ。

お好み.jpg

厚木での講演会を終えて、ロマンスカーで新宿に戻り、西口の
広島焼きの店にい転がり込む。酒、お好み焼き、ともに好評。

アラン1.jpg

オフの一日、ボクが東京超スピードツアーを計画、二人を浅草
の羽子板市経由渋谷の雑踏ツアーに連れていった。

渋谷は、駅中岡本太郎→駅前スクランブル交差点→さくらや
→回転寿司→東急ハンズ→まんだらけ新館→書店LOGOS
→アップルストア→つたやのカフェ→5階建てゲーセンビル
→109の女の子たち→駅前スクランブル交差点という凄まじい
ツアー。企画したボクの方が特にまんだらけとゲーセンビルに
びっくりしました。ちょっとしたLOST IN TRANSLATION気分
で、改めて歩いてみると、街にアナウンスや電子音がこんなに
多いのは外国の都市といちばん違うところだなと思った。

二人とも、意外にけっこう面白がって、ふだんフランスで見て
いる日本のマンガの舞台がリアルな世界なんだなと感じたそう
です。「東京ゴッドファーザー」みたいだって。もともとBDを
志した二人だから日本のマンガは詳しくて、谷口ジローがフラ
ンスで大人気、だとか20世紀少年読み始めたとか、そんな話が
ボクには面白かった。