古川タク: 2010年9月アーカイブ

某月某日
本日は雨天なり
で広島から帰って、タクゼミの若者たちと
七沢あたりでBBQキャンプを楽しんでいたら、
今監督と川本さんの訃報がほとんど同時に
入ってきて、学生たちに気づかれまいと思い
ながらも、ガックリ元気がなくなった。
覚悟はしていたとはいえ、現実はつらい。
巨匠川本監督はまた、ボクにとっては70年代
初頭から、その頃久里先生があまり行かなく
なった映画祭にご一緒した数少ないアニメー
ション同好の士でもあった。
まだTGVもない時代にボクと福島治さんとで
パリから夜行寝台列車のコンパートメントの
ドアの鍵を内側から締めて独占したり、川本
監督とボクがあまりに煙突のごとくタバコを
休みなく吸い続けるのを見た北朝鮮からソビ
エトに帰化したキムさんが、ついに烈火のご
とく怒りだし、二人並べて説教食らったり、
いろいろ楽しい思い出がいっぱいだな。
川本さん、さようなら、
ご冥福をお祈りいたします。

某月某日
本日は久々の雨天なり
ひゃー!いつからHP更新してなかったことよ。
さしもの酷暑だか猛暑だかも、昨日あたりから
息絶えたかにみえる、この涼しさよ。この寒さよ。
そうだ、8月初めは広島の国際アニメーションファ
スティバルだったのだ。テル村上さんにすれちが
ったり、ここでしか会わないオットーやゲルベンに
会ったり、なんかバタバタ、というか今年は作品見
るより久里先生の釣りに付合うぞと決めていたので
、釣りの日々が楽しかった。特に釣り初日の最後に
ボクが取り逃がしてしまった体調80cmのスズキは
残念だった。かくして今年の"老人と老人と海"広島
篇は終わった。
肝心のコンペ作品は毎夜ちゃんと見た。
最終日発表があって、やっぱりピアルン監督の強い
作品ぶりばかりが印象に残った。なんだか「影武者
」を撮影中の黒澤組のドキュメンタリーでも見てい
る錯覚を起こしながら見ていた。
幻のスズキと潜水夫とラストのみっちゃんのお好み
焼きが印象的な今年の広島だった。